Programmable Products Labは、2024年4月に慶應義塾大学理工学部情報工学科で新設された、鳴海紘也准教授が主催する研究室です。情報学の中でもヒューマン・コンピューター・インタラクション (HCI) やデジタルファブリケーションの研究を行っており、特に身の回りにあふれるプロダクト(ファッションアイテム・食品・家具・壁/窓・乗り物など)とその体験を計算によって設計・製造・拡張する研究を行っています。
研究室の特徴は、プログラミングや電気/電子回路に限らず、コンピューターグラフィックス (CG)、マテリアル工学、デザイン、ソフトロボティクス、ユビキタスコンピューティングなど、様々な領域を横断した研究に取り組んでいることです。過去のプロジェクト(抜粋)を見ていただければイメージしやすいかもしれません。
研究の性質上、情報学の研究室にしては大きくて重い装置が多いです。例えば、ジャカード織機・UVプリンター・レーザーカッター・カッティングプロッター・3Dプリンター・手織機・CNCミリングマシンがあります。そういった装置をGrasshopperというプログラミング言語で拡張したり、そういった装置で作れるモノの構造や見た目を最適化したり、そういった装置に低沸点液体や自己修復素材などの特殊な素材を導入したり、そういった装置で自動変形や自動組み立てができるようにしたりしています。
研究室外で、鳴海は小説・映画・メディアアートなどのコンテンツクリエイターやプロデューサーを育成するプログラムや、中高生に大学院の情報学教育を行うプログラムをしています。また、海外の研究者と交流する予算を運営していて、2024年度と2025年度にはMITやUC Davisに学生を数カ月間派遣し、逆にUT DallasやMITから研究者を数カ月間呼びました。かつて一緒に研究してくれた後輩や高校生の教え子の一部はMITやスタンフォード大学やトロント大学やUC BerkeleyやCMUに進学しました。鳴海自身もかつてCMUで1年ほど研究していました。
研究室に来てほしい人は様々ですが、例えば、自分にとって美しいと思えるものがある人、家具や大仏やウェブサービスや小説や映画を見たらそれをどう作るのか考える人、将来的に海外の大学に行きたいと考えそのために行動できる人、日本語や英語が好きな人、カメラや現像や動画編集やIllustratorが好きな人、死ぬほどYouTubeを見ている人、折紙やプラモデルや裁縫が好きな人などです。
最後に、研究室(拠点は複数あるけどとりあえず慶應矢上キャンパス26棟212)にはいつ来ても良いです。アポは不要ですし、むしろ個別に予定調整するのはかなり難しいので突然来てください。鳴海やスタッフや学生が偶然いなかったらすみませんが、午後の研究室に人がいる確率は高いと思います。